あきやまのブログ

Twitter: @QiushanWanjian → @qiushan1983

初心者が悩む 手拍子の話(それならば調べてみればよい?)

#カンベアドベント

#CountryBearJamboree

 

 

めまして、こんにちは。

あきやまと申します。
昨年は、皆さまが「カンベア」への愛をブログ等で投稿しているのを、一閲覧者として楽しみに拝見していました。と同時にもし来年も同様の企画があれば参加してみたいと内心思っておりました。
交流さえなかった私が飛び込み参加すること、ユーキャンさん(Twitter: @yuucanium)より許可をいただきました。この場をお借りして御礼を申し上げます。

 

私は初心者であるがゆえに、人に何か教えられるほどの知識や技術は何一つ持ち備えておりません。ですから私はこの記事で”私の日常の観劇のとある悩み事”について提示しようと思います。そして、この記事を御覧くださった、私よりも精通された方がご教授いただければと存じます。
なお、今回は、現在上演されている「ジングルベル・ジャンボリー」に焦点を置いて話を進めることにいたします。

 

 

 

 

手拍子、マスターできない。

 

 

 

 

日、ちょっとした調べ物をしていた際、「カントリーベア・シアター」の手拍子についてまとめられたスライドを発見しました。
Twitter: @hatarouさんより 理想の恋人の条件は「カンベアで寝ない人」https://www.slideshare.net/ssuserdee1ec/ss-61893432

(昨年書かれた「カンベアドベント」記事: https://note.com/hatarou/n/n2295dd59b294)
これらによると、どうやら「ジングルベル・ジャンボリー」の手拍子の難易度は他2公演と比べて高いと分析されています。理由のひとつとして、赤鼻のトナカイからウィンター・ワンダーランドへの拍子の切り替えが挙げられています。ご存じかとは思われますが「ジングルベル・ジャンボリー」の”手拍子の曲”を列記すると、次のようになります。


1: ジングル・ベル
2: トラックス・イン・ザ・スノー
3: ひいらぎかざろう
4: そりすべり
5: ハングリー・アズ・ア・ベア
6: サンタが街にやってくる→赤鼻のトナカイウィンター・ワンダーランド(以下クリスマスメドレー)  (資料A)

 

ご承知の通り、上演前アナウンスには「それでは皆さん、クリスマス・ソングのリズムに合わせて、手拍子・足拍子をご一緒に…」とあります。

私も初めての観劇時、それならばと積極的に手拍子を試みました。
でも・・・なぜだかうまく合わせることができませんでした。

 

 

 

 

こがうまく合わせられないのか?
1: 手拍子がいつ始まりいつ終わるかが不明瞭
2: カミテとシモテで表・裏拍がばらばら

 

 

ぜか?
もう一度このアナウンスに着眼してみると、
「…クリスマス・ソングのリズムに合わせて、手拍子・足拍子をご一緒に…」
とある。つまり、この手拍子(ないし足拍子)は誰かと”ご一緒に”たたくことが勧められているにもかかわらず、上演中にその"誰か"と手拍子を合わせることができないからである。

 

 

とたたくのか?
ここではひとつ、”キャスト”と定義しておきましょう。

 

              

 

 

モテ後方で観劇すると自ずと見えてくる キャストさんの手拍子。

公演を見るたびに多少の違いが生じる キャストさんの手拍子。

(キャストさんも一人の人間です。複数回行われる公演で多少の違いが出るのは言わずもがな。)

しかし私は自らが手拍子をマスターできないのは、

観るごとに異なるその多少の違いによるものではないかと推測しました。

そして昨年冬、私はシモテ後方からの観劇回数を意識的に増やし、

手拍子の"タイミング”について注意しながら観ることにしました。

 

なお、今回のこの調査は、私が公演ごとによって異なる手拍子の多少の違いが"存在する"ことをこちらの記事内で提示するために行ったものです。

師走特有の多事な生活や1ドア上演等で、実際に私が観劇回数を重ねることは難しく、いったいどれほどシモテ後方の位置から観劇したかを数えてみたところ、たったの65回程度でした。ゆえにもちろん、調査として分析するサンプル数としては信用に欠けます。あくまでも一ゲストの、ゆる~い調査としてご覧ください。

それでは。

 

 

                *

TDL「ジングルベル・ジャンボリー」手拍子開始・終了のタイミング(簡易調査)

調査対象: 2018年11月~12月、2019年11月某日に行われた

    「ジングルベル・ジャンボリー」より約65回分の公演

     キャストが①どのタイミングで手拍子を始めるか

          ②どのタイミングで手拍子を終えるか を目視と音で確認する。
     ただし、他ゲスト対応等で手拍子が行われていない状況や、

     劇場内に同時に複数人のキャストがいる場合も含むため、

     合計数は必ずしも観劇した公演回数と一致しない。

     タイミングの書き方はすべてセリフで統一する。
     確認はすべてシモテ後方の席より行う(キャストの手拍子が目につく席)。

 

調査目的: 私個人が手拍子を習得するのが困難だと感じたからである。

      何回観劇に訪れても、今ひとつ手拍子を覚えきれない。

      よって、キャストさんによって、あるいは日時によって、

      手拍子開始・終了のタイミングが異なるのではないかと仮説を立てた。


手拍子が始まるタイミング

 手拍子は上記の資料Aより6曲に分けられる。

 始まるタイミングとして最も大きく違いが見られたのは1: ジングル・ベルである。ゴーマーが伴奏を開始し、ヘンリーが曲のリズムに合わせて客席に向かい話しかける「♪Howdyこんにちは」の時点で手拍子を始めたのは24回(35%)。ジングル・ベルの曲に合わせて替え歌として歌い始める「♪誰でも知っている」の時点で手拍子を始めたのは37回(55%)。そしてごくわずかではあるが、バフ・メルヴィン・マックスとヘンリーが声をそろえて「オ~」と歌い、「♪ジングルベル」と歌い出す際に手拍子を始めたこともあった(2回/3%)。

 また、2: トラックス・イン・ザ・スノーや5: ハングリー・アズ・ア・ベアにおいては、それぞれ、2: ヘンリーの「レディースアンドジェントルメン」の直後に手拍子開始が59回(88%)、5: アーネストの「(だから)♪ハングリー」に沿った手拍子開始が60回(87%)と過半数を占めたが、それぞれ前曲(1: ジングルベル/ 4: そりすべり)と音楽が連なっているため、手拍子を続けて行う時もあった。特に1と2間では手拍子のテンポや拍の変化がないため、キャストが手を丸くして音をなるべく出さないまま叩き続けているケースもあった。(下のグラフBでは2の"連続した手拍子"をその他[手拍子を叩いてはいたもののキャストがゲスト対応等で手拍子に集中できなかった/不明瞭だった時等]に含めて計測している。5については②の4を参照。)

 4: そりすべりではバニーの「♪Just hear those sleigh bells jingling~」の「bells」で手拍子を始めたのが61回(86%)であったものの、直前のウェブスターの「こっち寒さで凍っちゃうよ」のセリフの後のヘンリーの「本当、ストーブでもつけたいけど、あったかくするもっといい方法は~」のセリフからすでに手拍子を開始しているケースもあった(4回/6%)。今回の調査内では表泊(手拍子開始:「♪Just hear those "sleigh" bells jingling~」)ケースを3回確認した。

 3: ひいらぎかざろうではファイブ・ベア・ラグズのかけ声「ヒャッホー」と同時に開始するケースが70回(96%)であった。

 6: クリスマスメドレーではサミーの「OKヘンリー」から中央両サイドのクリスマスツリーが点灯するまでに手拍子を始めたのが4回(6%)確認されたが、65回(89%)はその直後のヘンリーの「♪さああなたから」の歌声から手拍子を始めた。「サンタが街にやってくる」から「赤鼻のトナカイ」への曲の移り変わりでは、速度を変えながら手拍子を続けて行うことがほとんどであった(70回/97%)。「赤鼻のトナカイ」から「ウィンター・ワンダーランド」への曲の移り変わりでも、拍を変えながら手拍子を続けて行うことがほとんどであった(シェーカー「♪Sleigh bells ring」の「Sleigh bells」までは表拍、ringでは手拍子を行わずに次の拍から叩く=裏拍となる。)(68回/96%)。

 

手拍子が終わるタイミング

 1: ジングル・ベル、2: トラックス・イン・ザ・スノーでは曲が終わると同時に伴奏も終わるため、曲と同時に手拍子を終えていたケースがほとんどであった。(1: 67回/92% 2: 60回/90%) 1のその他には、前曲と連続して手拍子が終わらなかった場合も含んでいる。

 3:ひいらぎかざろうでは、ファイブ・ベア・ラグズの「♪ファラララ・ファラララ・ファラララララララ・・・ラ~!」の直後に手拍子を終えたのが25回(46%)、ゼブの「はっくしょん!」というくしゃみの直後に手拍子を終えたのが19回(35%)であった。この曲の手拍子の終わり方の特徴としては、他の曲の終わり方とは異なり、フェードアウトが比較的多く見られる(6件)。(下のグラフBではその他に含んでいる。)

 4:そりすべりは、サンボネッツの「♪Sleigh ride together with you!」で完全に(あるいはいったん)手拍子を終えていた回が合わせて64回あった。そのうち「~with you!」で終える際に連続で2回手拍子を叩いて終える場合が20回確認された。

※①の5の手拍子開始のタイミングでは、4から5への"連続した手拍子”が存在したことを示した。実際には4の音楽が止まるところで一度手拍子も途切れているが、キャストは手を前に伸びたままの状態で待機しており、アーネストがシモテに登場してすぐに手拍子を復活させている。よってゲスト側はまるで手拍子が途切れることなく続いているかのように聞こえる。

 5:ハングリー・アズ・ア・ベアでは、ファイブ・ベア・ラグズとアーネストが歌う「くいものを!」の直後に手拍子を終えるのが35回(63%)、オスカーのくしゃみの直後に手拍子を終えるのが13回(23%)、ゼブのくしゃみやテネシーの「おいらははらぺこだ」直後での手拍子終了、またフェードアウト等は合わせて8回だった(その他より14%)。

今回の調査では、6: クリスマスメドレーの手拍子が終わるタイミングを集計することはできなかった。これは、曲の終わりが終演間際でキャストが前方に移動することから、シモテ後方よりその姿を正確にとらえることが困難であったからである。他席エリア観劇時ではウェンデルの「ヒャッホーウ!」の直後、あるいはその直前で手拍子を終える姿を確認したが、今回の調査対象はシモテ後方からの観劇時のみを含むため、集計結果として数えていない。

 

上記調査結果より、以下の4つの曲では、手拍子開始あるいは終了のどちらかは、キャストさん並びに公演日時によってタイミングが大きく異なる可能性があると判断できる。

1: ジングル・ベル →手拍子開始時
3: ひいらぎかざろう →手拍子終了時
4: そりすべり →手拍子(開始・)終了時
5: ハングリー・アズ・ア・ベア →手拍子開始・終了時

今回測定できなかった6の手拍子終了のタイミングは、他席エリアでの観劇回数を増やし調査結果に含み入れることによって解決できると考えられる。

今回はサンプル数が100以下と非常に少なかったため、今後の観劇回数を全体として増やすことを今後の課題とする。そして、どれが最も普遍的な手拍子であるかを判断し決定づけることを最終目標とする。

 

 

これらの多少の違いは、おそらく完璧に手拍子を習得されている皆さまからすれば、気に留めるほどのことではないはずです。

しかし、確かに、しっかりと、多少の違いは存在しているんです・・・!

ひょっとしたら(?)、手拍子のタイミングに答えがあるとしても、

その日の客席の雰囲気によってはそれが通用しないこともありますよね。

 

 

 

 

 

 

それでは最後に簡潔に申し上げます。

 

なたか私に、

拍子のタイミングを教えてください・・・。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきました皆さまに感謝申し上げます。

 

あきやま

 

 

 

 

簡易調査(グラフB)(手拍子開始)

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(手拍子終了)

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(追記: このグラフのパーセンテージは四捨五入して表示されています。合計しても100%にならない場合があります。)

 

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